IchigoJamで始めるプログラミング教育「はじめの一歩」が時代の数歩先に進んでいる

Pocket

IchigoJamは小型で安価なボードコンピューターで、最小の労力でテキスト型のプログラミングを学ぶことができる素敵ツールです。
ボードコンピューター版の「Hour of Code」って感じでしょうか。「BASICなんてレガシーな言語をいまさら」って言う人の頭こそがレガシーなんであって、色々な試行錯誤をやったことがある人ならばIchigoJamの「効く場面」があることがすぐにわかると思います。

IchigoJamのすごいところ

IchigoJamが教育向けに「効く」部分は至る所にあるのですが、その象徴がさり気なく配置されたLEDだと思います。

LED1 ・・・LEDをつける。ちなみに「0」で消すです。
たったこれだけのコマンドでLEDを制御することができます。プログラムにするとこんな感じ

10 LED1
RUN

私の経験ではモニタの外にあるフィジカルな「何か」が動くことによって、子供達は世界をプログラミングで操れることを体感し、激しく興味を掻き立てられます。興味を持った子供達には後は軽く手を差し伸べるだけで、次々と驚くべき吸収力を発揮します。本当にいつもびっくりすることが起こります。その光景を見るたびに、IchigoJamの開発者である福野泰介氏がサラリと搭載したLEDに敬服せざる得ません。

最近プログラミング教育の記事がネット上に散乱し始めましたね。その中には記事だけ書いて本当に教えたこと無いんだろうなって人をよく見かけます。メジャーなキュレーションサイトは閉鎖に追い込まれていますが、マイナーな(しぶとい?)サイトは残っていたりします。それらを書いてる上っ面なPV目的の人からすると「今時LEDなんて何がスゴイの?」って感じで、フォーカスしないわけです。でもねこのLEDは本当に色々助かりますから。教育コンテンツ考えるたびに、ここにLEDがあってよかったって、何度も思います。正にコロンブスの卵なんですね。自分で手を汗をかいてやればわかる。まとめてるだけではわからないんでしょうね。

IchigoJamの「はじめの一歩」とは?

IchigoJamのLEDを使った初歩中の初歩のプログラミング教育の手順書を福野氏自身が公開しています。それがIchigoJamの「はじめの一歩」です。IchigoJamの”Hello,World”なんですね。その最初の頃のバージョンがこちらです。

はじめの一歩
http://ichigojam.net/book/IchigoJam-firstgame.pdf

簡易なBASIC言語を優しく教えながら、初めてのプログラミングでLEDをチカチカひからせる(俗に言うLチカ)を体験することができます。ビジュアルプログラミングに比べて地味なので、教える側は「子供は楽しめる?」と一瞬不安になりますが、やってみると大変食いつきが良いのがわかります。こういう「一見難しそう」とか「地味で子供に受けるかわからない」というのがIchigoJamの不利な所でした。

はじめの一歩の進化

「はじめの一歩」は初心者向けのコンテンツとして今のままでも素晴らしいコンテンツなのですが、既に福野氏はこのコンテンツを進化をさせて、数歩先を行く教育を実践していらっしゃいます。
それがこちら

http://fukuno.jig.jp/1663
create every day – 福野泰介の一日一創
Let’s Compile Your Hand! Real Card Programming for Kids

なんと!英語になってる・・・ではなく、ビジュアルなカードを使っています。ビジュアルプログラミングをアンプラグドに実践。Scratch等のビジュアルプログラミングが初期教育に有効な事はすでに一般的になりつつありますし、「ルビーの冒険」の様なアンプラグドなコンテンツが教育現場に有効であることも徐々に広まっています。その2つの旬な手法に目をつけて、自らのコンテンツにサラリと取り入れることで、新しい教育手法へと昇華させています。こういう吸収力の素早さが一流のエンジニアなんだなぁと思います。
アンプラグドなビジュアルプログラミングによる「はじめの一歩」はこちらのプレゼンテーション資料で公開されています。

IchigoJamの動く環境とカードのPDFをダウンロードして印刷しさえすれば、このプレゼンテーションをつかって、誰でもワークショップを開くことができます。ぜひ身近のお子さんにやってみて、その旬な力を感じてみてはいかがでしょうか?

Pocket

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です